医療施設のM&A(事業継承)の今後の市場を予測する上で、貴重なデータとして、厚生労働省の公式サイトに令和4年12月31日時点の医師数のデータが発表されています。集計に時間がかかるためだと思いますが、最新のデータが令和4年末です。このデータの6ページ(PDF3枚目)の表3「年齢階級、施設の種別にみた医療施設に従事する医師数及び施設の種別医師の平均年齢」を参照すると、医師全体で327,444人になり、平均年齢は50.3歳です。一方、診療所に従事する医師(ほとんどが開業医)は107,348人で平均年齢は60.4歳と高齢化が進んでいます。この診療所に従事する医師数を年齢階級別に見ると、特に「70歳以上」の医師が24,699人になります。このデータでわかる事は20,000件以上の診療所が今後M&A(事業継承)の対象になってくるということです。
「医師数調査(厚生労働省)」